闘う魂貫く心

あ、ただ単にメタルが好きなだけです

新しい怪物を知る時、それにより既知の怪物の凄さをあらためて知る

 ラムシュタインにどっぷり浸かってるにわかメタル好きの私。新曲MVの公開もあって、まぁ夢中なわけです。MVの色んな意味での凄さとかはもう語りつくされているかと思うので割愛するとして、やっぱり音が良い、音ですよ。

 

 MVのインパクトはそれはもうすごい有るんだけど、逆に映像に圧倒されていて耳が気が付くのが遅れてしまった。曲もまた物凄いぞ、と。基本的なスタイルは今までと同じく、メインテーマとするリフを中心に展開。色々な展開はするんだけど、「メタルとして」聞くと決して大そう特別な展開はなく、インダストリアルよろしく坦々とした雰囲気すらも感じる。その坦々とした雰囲気がカッコいい。

 奇想天外な展開もしない、超絶テクのギターソロがあるわけでもない。それでも一撃一撃が重く、リフやメロディは耳に残るし、サビではタイトルでもある単語を叫ぶような部分があるが、皆で叫びたくなるような王道の盛り上がり、そしてインパクト。基本的な正拳突きしかしてこないワンパターンな展開だと油断していると、いつの間にかその正拳突きで完全にKOされている。

 

 そんなわけでラムシュタイン様様な日々を送っている中、やっぱりすげぇな、売れてるバンド≒凄いというのは必ずしも成り立たないけども、やっぱり世界レベルで売れてるバンドにはそれなりの理由があるな、と。日本にもメタルは色々あるけれど、この重さ、一撃の威力、禍々しさ、束になっても勝てないのでは、と。

 そうした想いの中、ふとし曲が耳に飛び込んで来た。ドシンプルなリフ、ありえない重さ、ドラマチックな展開、バンド自身の迫力、そして唯一無二のギターソロ。聴こえて来た曲は屋根裏のねぷた祭り。ふふふ、日本も負けんぞ。