闘う魂貫く心

あ、ただ単にメタルが好きなだけです

拳を挙げろ、首を振れ!

 最近の自分を取り巻く状況はかなり悪い。憂鬱、不安、不満、色々な物に取り巻かれている。こんな時に必要なのはなんだ?そう、鋼鉄である。

 

 ヘドバンの力を借りて、最近とあるバンドに行き着いた。そう、ラムシュタインである。お恥ずかしい、今までノーマークだった。トリプルXの映画は好きでDVDも持っていた。劇中で流れる曲もしっかりと頭に焼き付いていて、この度あらためて音源を聴いて「うぉぉ!これだ!」と震えたものだ。

 

 飾らずシンプル、くそみたいに重い、馬鹿みたいに上手い、そしてどう考えても色んな意味で「ヤバい」。こんなにも絵に描いたようなメタルがあるだろうか。MVを見ればどれもヤバく、そしてどこまでもカッコいい。音を聴けば体が揺れ、気が付けば気持ちの中では拳を挙げて首を振っている。

 一番困るのは、こんなにもヤバい音楽をやりながら、時折ドストレートに奮起させるようなのもぶちかましてくる。男の子だったら解るはず。どこからどう見てもカッコいい凄いやつらが「どうした?元気ねぇな。何しょぼくれてんだ?俺達が居るだろうが!」的なメッセージを飛び切りの音に乗せられた瞬間に、イチコロだ。秒で泣ける。苦しい時なら尚更だ。

 

 あまりにも感情的なので少し落ち着いたことも書いておく。個人的なラムシュタインの魅力はリフであろうと思う。実にシンプルなリフだ。メインのリフならば素人の自分でもささっと耳コピ出来る。すさまじく展開する曲もありながら、リフを大事にしている感があり、リフをエサにして食いついたところを展開でかっさらう、ようなことは無い。あくまでもリフがメインデッシュ、最後までメインのリフで畳みかけて来る。どうだ?このリフカッコいいだろう?と最後までボコボコに殴られる。気付けば次の曲のリフでザクザクに刻まれている。

 ああ、もっとズタズタにして欲しい...