ただいま

 件の旅へ行って参りました。まぁまぁ、楽しかったよね。結局ね。また行きたいねってなるよね。そんでもって仕事が再開する時は、「あぁ...日常に戻って来てしまった」なんて思うよね。あんなにも旅が面倒で、日常よサイコーだ、と思っていたのにさ。

 今回の一番のポイントは飯ですよ、飯。超旨いの。あ、小田原方面にね、行ったんですよ。そこで海産物等を頂いたりして。

 少し侮っていたわけ。新潟やら青森やら、北海道やらですごい物を食べて来て、「まぁ...小田原っしょ、比較的近いよね」なんて生意気にも思ったりしてたわけですよ。それをばこーんと覆された感じ。

 おしつけ(アブラボウズ)の煮つけをね、頂いたんですよ。これがまぁどうにもこうにも美味しいったらない。脂がのりまくりのとろけるような口当たり、なのにとろとろなだけではなくて、ちゃんと魚の筋肉の繊維質の触感も有ったりしてね。驚きの一言。人生で№1の魚の煮つけだったことは間違いない。 

 注文する時、他にイカのワタ焼きみたいなのも頼んで、煮付けとワタ焼きじゃあ渋すぎるべってことでフライを注文したらこれがまた...マグロのほほ肉のフライらしいんだけど、サクッとしたと思ったら柔らか過ぎてほほ肉の食感がほぼ0。でも噛めばしっかりとこれまた繊維質を感じられて旨味が溢れるという始末。

 小田原自体は『良かったよ、また機会があれば来ても良いかな』くらいだったんだけど、この2品だけは記憶に焼き付いた逸品でございまして、何かの機会があろうものならもう一度今すぐにでも食べたい、生涯の中でもトップクラスの美味しい想い出になりましたとさ。